2010.07.24

30年余りも生きてきて、
今更ながら音楽が好きだと思う。
彼のドラムが好き。
あの人の愛情深いギターが好きです。
背中を撫でるようなベースが好き。
この人のピアノが鳴らす、ヒリつくようなメロディ好き。
あのスタジオにある古い機材が私に教えてくれたことがありました。
どうか無くならないでと願ってみる。
あの録音技師にしか作れない音が好きだと思う。
彼の技術を誰かお願い受け継いでほしい。
幼い私に音楽の熱を教えてくれたミュージックビデオがありました。
沢山の人が手をかけて、数分あまりの世界を夢中で作ってる。
大好きなあの人たちを
どうかずっと
眺めていられたらいいなと思う。
守りたいものがあるんです。
だからみんなで話したい。
あーでもない、こーでもないと話したい。
こないだの日記がちっさな波を生んで、いずれ大きな会話を象りました。
私も沢山のお便りを頂きました。
こうやって少なからずの問答が起きることを願って書いた日記です。
ディレクターが音楽協会の偉い人に皆さんの手紙を渡してくれました。
ここに生まれた大きな会話が、問答が、
いつか大きな波になって、牙の行方に辿り着くことを願っている。
牙の行方はどこにある?
私は1つではないと思っています。
私が見い出した1つの罪に、傍観し続けた自分自身というものがある。
自分の平和を守るため、声もあげずに他人事と眺めていた。
私はおっきなスタジオで、バンドみんなで録音する空気の音が好き。
空気の振動を伝えたい。
つぶれたスタジオも沢山です。
失われた機材も沢山です。
博物館行きみたいな楽器が沢山です。
何1つ守ってこられなかった。
こっからだ。
我々音楽で飯を喰らう人間が、声をあげなきゃいけない事がある。
他人任せにしてきた何かの問いに、答えを見い出す時が来たんだよね?
机上の空論を抜け出して、新しいシステムを作る時が来たんだと思うのです。
きっとすぐには無理だろう。
でも皆が
「さあ、動こうか。」
そう頷いてくれました。
独りじゃ絶対無理だけど、みんなで答えを掴みに行きたい。
傍観者はやめよう。
ましてやノルマをこなすような作品作りは絶対やっちゃいけない。
大切なのは我々が、バカみたいに丁寧に音楽を作っていくことなんだろう。
嗜好の世界だ。
自分達の好きをひたすら楽しめたら良いことだろう。
音楽を愛し聴く人たちは、ただただ自由であってほしい。
人生に花を添えるみたいに、ただただ好む音楽を聴いてほしい。
あなたが望む形で、望む方法で。
楽しんで欲しい。